![](./icon/Matamune.gif) | 内容の分類:[答え]
僕はなはなはさんのおっしゃることも同意できます。 作品にする作者としての観点は ・プロとしての立場 (読者の楽しみを最優先にし、エンターテイメント性を追求する) ・アーティストとしての立場 (読者よりも自分の表現したいこと、作品・物語造りを追求する) があります。
シャーマンキングは非常にバランスの良い作品でしたが、最終的にはアーティスト型の 作品になったと思います。 みんなが楽しめる作品ではなくなりましたが、好きな人はすごく好き、嫌いな人は大嫌 いな作品になったと感じます。 結果的には好きな人が少なく、ジャンプとしては会社を存続させる為にカットするしか なかったわけですね。
エンターテイメントとして呼んでいたなはなはさんとしては、打ち切りは打ち切りで エンターテイメントとして、プロとして完結させて欲しいと思われたのではないでしょ うか。 私もこのまま打ち切りっぱなしだったら腹が立ちますね。 プロとして作品を終了させるケジメをつけてないから。
そもそも芸術家は人に喜ばれる作品を作ろうと思って作っているわけではないですから、 逆に読者に恨まれてもアーティストとして信念を通すところには感服しました。 今回の件で編集部に反抗したから、次の仕事をもらえなくてもおかしくないですからね。 よその会社にも悪い噂が回れば、好きなマンガも書けなくなりますよ。 それは先生にとっては死ぬよりも苦しい状況です。それをあえて選んだわけです。 その姿勢は安易に葉王を殺さず、違う道を選んだ葉の姿そのものですね。
ジャンプでの最終回はああいう形になりましたが、何らかの形で必ず続きを書かれると 僕は信じています。 先生も現在奮闘しておられると思いますので、次の巻が出るまで、もうちょっとだけ 結論を待ってあげても良いのではないでしょうか。
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